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東京都中央区の心療内科、メンタルクリニック 東京メトロ日比谷線築地駅徒歩1分、有楽町線新富町駅徒歩3分
つきじ心のクリニック 院長の榊原です。
ストレスによっておこる変調について今日はお話したいと思います。
精神面の変調で「うつ」症状や「不安」症状はよく知られているところだと思います。
「うつ」は一言で言うと、心のエネルギーが低下した「電池が切れた状態」のことです。
気分がふさぎがちになったり、仕事や身の回りのことをする意欲がなくなったり、楽しいと普段感じられたことがそう思えなくなったりします。
このような症状が出てしまった場合、自分で何とか本来の状態に戻そうと思ってもなかなか難しい場合が多いです。
例えば、遅れがちな仕事を片付けようと残業をしても、本来の心のエネルギーが低下している状態なので処理能力も低下しています。
そうするとますます時間がかかってしまい、睡眠時間を削ってしまうことになったり、思い通りにならず焦ったりします。
また「なぜできなくなってしまったのだろう」と自信をなくしてしまったり、将来が不安になってしまってつらくなるかもしれません。
「不安」は、自分に危険が迫っているような気がして落ち着かない状態のことです。そのため周囲に対して必要以上に過敏になってしまいます。
人間は通常「緊張」した状態と「リラックス」した状態を交互にバランス良くすごすことでストレスにうまく対応しているものなのですが、
こうした状態が主に精神的なものですが、こうした状況が続くと、今度は身体にも症状が現れてきます。
身体が疲れやすくなったり重く感じたりします。特に朝起きたときに一番ひどく感じたりします。あるいは頭痛がしたり、吐き気や下痢、便秘などといった胃腸の調子が悪くなったりすることもあります。
食欲が落ちてきたり、食べ物がおいしいと感じられなくなったりして、結果的に体重が減ってきたりすることもあります。逆に甘い物ばかり食べ過ぎる、という場合もあります。
眠れないといった不眠の症状も身体のさまざまな症状を悪くしてしまいます。
そのように、さまざまな身体の症状がストレスによって現れます。
心と身体は、自律神経やホルモンなどによってお互いに密接な関係があるので、精神面の変調でも身体の症状が出てくるのです。
また場合によっては、精神面の変調が身体の症状が中心に出現することもあります。内科でも異常が見つからず、なかなか症状がよくならない
と思ったら、ご相談ください。