当院の心理検査・カウンセリング担当者は全員、臨床心理士かつ国家資格である「公認心理師」取得者です。
日本には心の問題に取り組む職種として、心理カウンセラー、サイコセラピスト、心理相談員などの名称で呼ばれる人々がいますが、それぞれに明確な資格があるわけではありません。
それに対して「臨床心理士」は、大学院を卒業してから公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会が実施する試験に合格し、認定を受けることで取得できる“心理専門職の証”となる資格です。
さらに、2018年には第一回公認心理師試験が行われました。専門の養成課程を修了した方のみが受験でき、国家資格である「公認心理師」を取得することができます。
当院では火曜から土曜日まで臨床心理士・公認心理師の両方の資格を持つ担当者が心理検査やカウンセリングを行っています。
当院の臨床心理士・公認心理師の紹介をいたします。
火曜日担当臨床心理士

略歴
新潟県出身。心理の大学院修了後、医療機関に勤め、様々な患者様のカウンセリングや心理検査を行っています。これまで、うつ病、不安障害、摂食障害などの相談を経験しております。
相談件数
年間約100ケースほどカウンセリングを行っております。
実施している心理検査
WAIS-Ⅲ、WAIS-Ⅳ、バウムテスト、ロールシャッハテスト、P-Fスタディ、SCT
心理療法で目指していること
みなさまが、どのように過ごしどのように生きていくかについて、納得して進んでいくことをお手伝いできればと考えております。
カウンセリングの場が、安心して自分自身と向き合って頂ける時間となることを目指しています。困りごとや不安なこと心配なことなどについて、一緒に考えていきたいと思っています。
趣味
のんびりすること、散歩、写真撮影、美味しい食事と美味しいお酒
みなさまへのメッセージ
ひとりで考えていると、どうしたらよいのか分からないこともあるかと思います。そんなときは、困りごとについて話をしてみることで、それまでとは違った感じ方ができるかもしれません。まずは、些細なことでも構いませんので、お話をお聞かせください。一緒に考えていきましょう。
水曜日担当臨床心理士・公認心理師

略歴
東京都出身。大学の経済学部卒業後、SEとして一般企業で働いておりましたが、3年働いた後、心理の大学院を目指して心理学に触れました。
大学院修了後は主に教育領域で働いてまいりましたが、就労支援現場や病院・個人相談所での検査員、企業のカウンセラーなど幅広い現場でいろいろな相談に対応できるように心がけて来ました。
相談件数
年間500ケースほどカウンセリングを行ってきました。
心理療法で目指していること
人は過去や現在の苦しみによって悩みに陥りますが、その葛藤がいつかは未来への力になっていくという場面を幾度も見てまいりました。その悩みや葛藤を共に考え合っていくことで、その人の持っている可能性を伸ばしていければ、と常に念頭においてカウンセリングに臨んでいます。
趣味
音楽、映画、神社仏閣巡り、公園や川沿いの散歩、ゲーム。
みなさまへのメッセージ
人の苦しみはすぐに解決するものではありませんが、側に寄り沿ってくれる人がいることで、その苦しみは形を変えて、新しい意味合いを持っていくのだと思います。そんな風に皆様の持つ、それぞれのニーズに寄り添いながら、自分では気づかなかった自分自身に気づいていただけるように、カウンセリングをしていければと考えています。
木曜日担当臨床心理士・公認心理師

略歴
新潟県出身。心理の大学院修了後、心理職として働き始め、小学生から60歳代の大人まで幅広い年代の方々とお会いしています。
教育センターやスクールカウンセラー、大学の相談室など教育領域でカウンセリングを行ってきました。
主に、不登校や発達障害、家族関係の問題などの相談を経験しております。
また、精神科の病院や総合病院など医療機関でもカウンセリングと心理検査を行ってきました。
主に、うつ病、摂食障害、不安障害、トラウマ、対人関係、AC(機能不全の家庭で育ち、生きづらさを抱えた人)の問題などの相談を経験しております。
相談件数
年間500ケースほどカウンセリングを行ってきました。
心理療法で目指していること
心理療法では特に感情に注目しています。感情は現代社会の中では邪魔で不都合なものとして扱われることも多いと思います。
しかし、感情は本来は人間にとって適応的なものであり、自分らしさという感覚や、判断や行動の指針を教えてくれるものでもあります。
感情を抑え込みすぎてしまい、自分がわからなくなったり、我慢する癖がついて心身に無理が生じたりすることもあるでしょう。
感情に圧倒されてしまい、独りで感情を抱えることがつらくなってしまうこともあるでしょう。
カウンセラーとの安心できる関係性や、時にイメージワークなども用いて、しっかりと感情を体験し扱えるような心理療法を目指しています。
趣味
漫画を読むこと、美味しい居酒屋やランチのお店を探すこと。
みなさまへのメッセージ
カウンセリングにいらっしゃるということは、勇気やエネルギーが必要なことです。
少しでも、「話せてよかった」「ホッとした」「理解してもらった」など感じてもらえるようにお話を聴かせていただければと思います。
また、カウンセリングは気持ちを大切にしていく時間です。なんでも気持ちが出てきたらそれを教えてください。
普段はなかなか表現しにくい怒りや、悲しみ、傷つき、逆に嬉しかったという気持ちもぜひ聴いてみたいです。
二人でどんな気持ちがあるのか一緒にみていきましょう。
金曜日担当臨床心理士・公認心理師

略歴
千葉県出身。大学院修了後、医療機関にてうつ病などで休職された方の復職支援や大人の発達障害の方のカウンセリングなど、様々な患者様のお手伝いをさせていただいております。
相談件数
年間100ケースほどカウンセリングを行っております。
心理療法で目指していること
自分自身の気持ちを見つけ、大切にしていくことを第一に考えております。
目まぐるしい日常の中で頑張り続けていると、自身の気持ちが迷子になってしまったり、周囲のことを考えすぎたり、本当の気持ちに蓋をしてしまったりすることがあると思います。
まずは自身の気持ちを軸にして、これからのことを一緒に考えさせて頂ければと思っております。
みなさまへのメッセージ
辛い時、早く今の状況から抜け出そうと、気持ちばかりが焦ってしまうことがあるかと思います。
でも、解決に向けすぐに一歩進まなくても私は良いと考えています。
少しでも今より明るい方に顔を向けられるようになる、最初はそれで十分ではないでしょうか。
そのためのお手伝いをさせて頂ければと思っております。よろしければ是非あなたの気持ちをお聴かせ下さい。
土曜日担当臨床心理士・公認心理師

略歴
神奈川県出身。大学院修了後、大学病院小児科や精神科といった医療機関を中心に、学校などの教育機関、地域の保健所などの行政機関で、さまざまな立場・年齢の方々とお会いしてきました。
相談件数
年間400ケースほどカウンセリングを行ってきました。
心理療法で目指していること
“自分を生きる”お手伝いをしていければ、と思っています。一見、なんでもないように見えていても、どこか生き生きと生きていないような感じがしたり、どこか迷子になったような漠然とした違和感がありながら日常をやり過ごしている方。実際に学校や会社に行けない、行きにくいというしんどい思いをしている方や、その方を支えるご家族。いらっしゃる背景はさまざまかと思いますが、その方の人生についてお話を聞かせていただき、よりよい方向に向かえるよう、一緒に考える時間となることを目指しています。
みなさまへのメッセージ
お困りごとも、話してみるだけで、少し距離を持って眺めることができるかもしれません。まずは、考えていることや、思っていることをお話にいらしてください。よろしければ、一緒に、考えてみませんか。