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中央区の心療内科、つきじ心のクリニックの院長、榊原です。
前回のブログで、築地小劇場跡について調べていたら『新富座』というのが当院近くにあったことを知りました。歩いて史跡跡を見に行ってみたところ、なんと・・・新富座跡の案内看板があるはずの京橋税務署庁舎のあった場所が工事中で白い壁に囲まれており、案内看板がありませんでした。。。
案内看板の写真を撮ることができませんでしたが今回は中央区の史跡、新富座跡をご紹介いたします。
東京メトロ有楽町線新富町駅から歩いて5分ほどのところに新富座跡があります。
新富座は、1660年に木挽町五丁目(現在の中央区銀座6丁目)に創建された森田座を引き継ぐ歌舞伎の劇場で、かつては江戸三座の一つとして栄えていました。1875年に森田座から新富座に改称しました。1878年に新設された、ガス灯などを配備した近代的な建物は『東京第一の劇場』と称されました。市川團十郎、尾上菊五郎、市川左団次などの名優をあつめて興行を行っていたそうです。歌舞伎座とともに明治の歌舞伎黄金時代を築きましたが、1923年の関東大震災で焼失し再建はされませんでした。
残念ながら、現在は当時の繁栄をうかがうことができません。
明治時代は新富町のあたりが文化の中心だったんですね。