つきじ心のクリニック

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パニック障害

混雑した乗り物や人混み、狭い室内にいることなどがきっかけとなって突然の息苦しさ、動悸、発汗などの自律神経症状が発作的に出てくる病気がパニック障害と呼ばれるものです。

このような症状が繰り返すようになると、通常何も症状が出ていない時にも予期不安と呼ばれる「また発作が起こるのではないか」という不安感に苦しめられるようになります。次第に発作が起きやすい状況を避けるようになり、日常生活の行動範囲が制限されるようになってしまいます。

治療ですが、まずは薬物療法で症状の軽減及び予防を行います。現在では抗不安薬や抗うつ薬が有効であることがわかっています。それでも改善しない場合は精神療法的なアプローチも行います。

当院では、まずパニック障害なのか、それとも他の不安障害をはじめとした疾患なのかの診断をまず行います。似たような症状がみられる病気に全般性不安障害や社交不安障害といったものがあります。またほかの病気でも不安症状が強く出る場合があり、まずその区別をすることがその後の治療方針を決めるうえで重要です。また、元来不安になりやすい性格傾向があるのか、現在おかれている生活状況が不安を抱えやすいものなのかも考慮にいれる必要があるかもしれません。

全般性不安障害はパニック障害と異なり、起きている間中ずっと不安症状が続いている病気です。そのため、終始緊張が続いているような状態といえるでしょう。緊張が続いていたら、当然姿勢はリラックスできないので肩こりや頭痛といった症状が体に出てきますし、高血圧になるかもしれません。寝る前も緊張している場合は寝つきが悪くなったりします。眠れなくて昼間すっきりしないのに、昼寝もできない、とよく全般性不安障害の患者さんは言います。したがって、「いかにリラックスできるか」がこの病気の治療方針となります。即効性のある治療はやはり薬物療法ですが、長期的な観点からはそれ以外のアプローチも必要となるかもしれません。

社交不安障害という病気は、「社交」の場面、すなわち対人場面で不安・緊張が高まる病気です。

パニック障害の薬物療法は、大きく分けて予防と苦痛除去の2通りです。予防の目的ではSSRI(セロトニン再取り込み阻害薬)というお薬を処方し、一定期間続けて服用してもらい、不安の症状がでる背景となっている「自身の不安に対する感受性を下げる」ことを目的にしています。しかし当初は症状が出てしまうことが避けられないため、とりあえず対症療法として、一時的にベンゾジアゼピン系抗不安薬を処方し、症状が出てしまった時の頓服薬(つまり、痛みに対する痛み止めのような使い方)として服用していただきます。しかしベンゾジアゼピン系抗不安薬は漫然と飲み続けることのないよう、(やめ方のコツといった)中止への指導も行います。

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