つきじ心のクリニック

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カウンセリングcounseling

メモする様子

カウンセリング(心理相談)では、臨床心理士*によるカウンセリングをおこないます。
毎週水曜と土曜で、完全予約制です。
気分がなんとなくふさぐ、人間関係や仕事のことで悩んでいる、職場や学校でなんとなく居心地が悪い、つらい出来事がおきてしまった、自分自身で何とか今の状況を解決したい、だけど自分ではどうしたらいいかわからない場合があると思います。
そんなとき、専門家(臨床心理士)にしっかりと自分のことを聞いてもらうことで皆さんが自分自身の力で立ち直ったり、考え方のクセを直したり、気持ちの整理をするお手伝いをするのがカウンセリング(心理相談)です。
クリニックにかかるほどの問題ではないと思っても、困っていると感じたらご相談ください。

*臨床心理士:当院のスタッフはみな日本臨床心理士資格認定協会の認定による臨床心理士資格を持っています。

うつdepression

うつ

うつ病は、意欲・関心の低下、気分の落ち込みや不安焦燥感といったこころに現れる症状、それに加えて不眠や食欲低下などの身体症状が現れてきます。日本人が生涯うつ病になる確率は1割というデータもあり、もはや誰でもかかりうる病気と言えるかもしれません。うつ病は基本的にはきちんとした治療で良くなる病気です。

うつ病は脳内で起こった神経伝達物質の異常、あるいは前頭葉の機能異常などが原因と言われていますが、それ以外の原因(周囲の環境、本人自身の考え方のクセ、身体の病気の影響、薬物による影響、飲酒など)も重なっている場合があり、治療方針を決めるためにはそれらを見極める必要があります。治療はまずは安静、そして必要最小限の薬物療法です。必要に応じて、本人の性格や考え方、そして治療効果を確認するための心理検査を行ったり、考え方のクセを克服するための認知行動療法を行う場合もあります。

また、うつ病にまでは至らなくても、このような症状は出ることがあります。職場や学校などでの人間関係がうまくいかなかったり、働く環境が過酷だったり、職場が自分と合わなかったりといった精神的ストレスが原因で気分が晴れなくなったりする場合です。適応障害と呼ばれる病気がこれに当たるものです。治療はまず休養(必要な場合は診断書を発行して休養を勧めます)で、それに加えて原因となっているストレスを除去するためにはどうしたらいいのか、考えていきましょう。

パニック障害panic disorder

混雑した乗り物や人混み、狭い室内にいることなどがきっかけとなって突然の息苦しさ、動悸、発汗などの自律神経症状が発作的に出てくる病気がパニック障害と呼ばれるものです。

このような症状が繰り返すようになると、通常何も症状が出ていない時にも予期不安と呼ばれる「また発作が起こるのではないか」という不安感に苦しめられるようになります。次第に発作が起きやすい状況を避けるようになり、日常生活の行動範囲がせいげんされるようになってしまいます。

治療ですが、まずは薬物療法で症状の軽減及び予防を行います。現在では抗不安薬や抗うつ薬が有効であることがわかっています。それでも改善しない場合は精神療法的なアプローチも行います。

睡眠障害・不眠症insomnia

睡眠障害・不眠症

人々にとって睡眠が重要であることは言うまでもありません。眠れないと、精神状態がすぐれなかったり、ミスが多くなるなどの日中の活動に悪い影響が出てきます。また近年では、不眠が生活習慣病を引き起こす一因であることもわかってきています。「忙しくて寝る時間がない」という方も多いとは思いますが、大事なのは「睡眠の質」です。一度当院にお越しいただき、一緒に睡眠について考えて見ましょう。当院では、単に睡眠薬を処方するといったことはせず、それぞれの方の事情に応じた提案をしてまいります。

一方で、「昼間眠い」「朝起きられない」といった症状も仕事や学校に行っている方にとっては辛い症状です。これらはまず「夜眠れない」から起きるのか、過眠症という睡眠障害、睡眠時無呼吸症候群をはじめとした睡眠を妨げる体の病気のせいなのか?あるいは他の精神的な理由なのかを見極めなければなりません。精神的な理由であれば、心理検査なども必要になる場合があります。

認知症dementia

加齢に伴って、誰でも脳の機能は衰えます。残念ながら、脳の機能の衰えは現在の医学では止めることができません。しかしながら、衰えるスピードを遅くすることは可能です。

脳の衰えで一番よく知られているのは記憶力の低下ですが、それ以外でも判断力、空間認知能力、感情や行動のコントロールなどが低下することもあります。

大きく分けて、認知症にはアルツハイマー型、血管性、レビー小体型の3つのタイプに分けられます。

統合失調症schizophrenia

この疾患は二十代前後に発症することが多く、自分自身の思考や感情などがコントロールできなくなり、学業や仕事に支障をきたします。幻聴や被害妄想といった症状が代表的です。

治療は薬物療法がまず優先されます。20年ほど前までは副作用の強いお薬ばかりでしたが、近年は副作用の比較的少ないものが開発され、症状も軽いままで経過するケースが増えてきました。

それでも、症状が重かったりする場合は入院治療が一時的に必要となります。

大人の発達障害Developmental disorders

大人の発達障害

これまで、発達障害は幼少期に診断されていることが普通でしたが、近年は大人になってから見つかることが多くなってきました。
その多くは注意欠陥多動性障害(ADHD)と呼ばれるものです。

ADHD は1)多動、2)衝動性、3)不注意、という3つの症状が特徴です。例えば、

1)多動

  • 会議中、仕事中などじっとしていなければならない時に落ち着きがない。
  • 貧乏ゆすりをしてしまう。

2)衝動性

  • 不用意で配慮のない発言をしてしまう。
  • 他人の会話をさえぎってしまうことが多い。

3)不注意

  • 片付けが苦手。
  • 忘れ物が多い。
  • 用意に時間がかかり、約束の時間に遅れてしまう。
  • 仕事の段取りが下手、詰めが甘い、ミスが多い。

一般的に、大人のADHD、特に女性の場合は多動、衝動性は目立たないことが多いと言われています。

治療は、ADHDの特性に応じた生活上のアドバイスを行なうとともに、薬物療法も有効です。

発達障害の検査

当院では発達障害の検査を行っております。
費用は自費で総額25,300円程度です。
ご予約の際に発達障害の検査希望とお伝えください。

発達障害の検査のフローは下記の通りです。

発達障害の検査フロー

ご予約をいただきましたら、全部で3回来院していただきます。
一度目は問診です。問診が終わりましたらご都合の良い日程で次回行う心理検査のご予約をしていただきます。
二度目の来院時に心理検査を行います。心理検査終了後に、心理検査のフィードバックの日程をその日の2週間程度後のご都合の良い日程でご予約いただきます。
三度目の来院時に心理検査のフィードバックを行います。